ヒト幹細胞
こんにちは。Seicoです。
最近よく目や耳にする幹細胞。
スキンケア商品や化粧品に多様化されつつある有用成分の一つです。
再生医療と聞くと医療的な感じを思いついたりしますが、美容の分野でも今までに無かった新たな成分として注目されています。
だけど人気だから手にとって買ってみたものの、イマイチわからないなぁ?使い方は?どんな効果があるの?という人も多いはず。
今日は幹細胞を中心にちょっとだけ詳しく説明しますね。
再生医療とは?
組織や臓器の欠損や機能不全に対し、幹細胞を使って機能を回復する医療です。
よくiP S細胞から作成した臓器を移植する方法を思い浮かべる方が多いと思いますが、その実現にはもう少し時間がかかるようです。
実用化された再生医療としては、幹細胞を直接体内に投与する細胞治療が挙げられます。
iP S細胞が発見される以前はE S細胞が知られていました。この細胞は赤ちゃんになるための受精卵を壊して作成する必要があったため、倫理的問題がありました。
その点、iP S細胞は体の細胞に山中4因子と呼ばれる4つの遺伝子を導入し作成するため、E S細胞のような倫理的な問題が発生しません。
これによって、再生医療の可能性を大きく広げることとなりました。
ですが、問題点もあります。
それは作成した臓器などに分化していないiP S細胞が含まれた場合、腫瘍化してしまうということです。
腫瘍ができてしまっては、治療による恩恵が少なくなってしまいます。
また、作成に1年以上かかること、莫大な費用がかかることも現在の問題です。
ヒト幹細胞とは?
グロスファクターって聞いたことありますか?
成長因子という動物の体内にあり、特定細胞の増加や分化を促進するタンパク質の総称のことで幹細胞とは、そのタンパク質の一種であります。
幹細胞には植物由来のものと動物由来、ヒト由来のものがあります。
ヒト幹細胞とは、その名の通り、ヒトの細胞から採取され作り出されるものです。
自ら増殖する能力と、特定の働きをする細胞に分化する能力とを併せ持つ細胞のことです。
この2つの能力により、発生や組織の再生を担っていきます。
また、由来や能力により、成体幹細胞やiP S細胞、間葉系幹細胞(M S C)などいくつかの分類がされています。
ヒト幹細胞って人から?
人から採取された幹細胞は半年間の冷凍保存(ドナーの健康状態確認のため)後、培養液の構成成分検査とG L P検査にて安全を図るケースや、赤ちゃんの皮膚から肝細胞の培養液を採取するケース、または出産時の胎盤から採取されるケースなど製品によって違いがあります。
幹細胞コスメとは?
化粧品への応用観点から見る種類として、動物幹細胞は人の皮膚幹細胞と構造が似ている羊の毛根や胎盤から採取された幹細胞。プラセンタサプリなどには動物由来の幹細胞が多く、植物幹細胞は傷ついた細胞を再生させる力を持つ特定の細胞を使った幹細胞。奇跡のりんご(ウトビラー・スパトラウバー)は高い抗酸化力と保湿力で人気を集めています。
現在ではスキンケア商品からコスメまで様々な美容製品に使われています。
植物幹細胞とヒト幹細胞
植物の細胞は命令系統が人とは全く異なるため表皮までしか届かず、その効果はほとんど期待することができません。
一方、ヒト由来の培養液を使用することで初めて真皮層まで浸透し、人間の細胞にスイッチを入れることができる。細胞の壊れた箇所に別の細胞が移動(マイグレーション)し修復するという効果も確認できています。
ヒト幹細胞って?どんな効果があるの?
コスメやスキンケア商品、いわゆるヒト幹細胞培養液化粧品に含まれている成分は『ヒト幹細胞培養液』と言われるものがほとんど。
これは幹細胞がそのまま入っているわけではありません。
培養(幹細胞を増やします。)された培養液には幹細胞から分泌されたたくさんの成分が入っています。
それは、宝の宝庫!そう!!『魔法の液体』になります。これが、ヒト幹細胞培養液です。
衰えて弱っている細胞にヒト幹細胞培養液を入れていくことで、元の細胞(幹細胞)を活性化して元気にしてくれます。細胞が元気になるとお肌は若々しく、ハリ・ツヤ・潤い・透明感でバッチリに!
元々は医療現場で再生力が抜群に良い治療法として使用されていたものが、お肌の再生力としても取り扱いできないかを研究され開発されたものが『ヒト幹細胞培養液配合』と表示されている化粧品です。
他の成分を組み合わせることでお肌の悩みに絶大なるアプローチになります。
またの機会に詳しくお話ししますね。
seico♡